初節句の五月人形、売れ筋の価格相場

平安の時代から始まった端午の節句にかざる五月人形は、「子供に無事に成長してほしい」「強く立派に育ってほしい」「幸せな人生を歩んでほしい」など男の子が健やかに成長するようにという親の願いが込められています。
こどもの身代わりになって、災厄や不幸から守ってくれるのが五月人形とされています。
ここでは初節句に購入するであろう五月人形の価格相場や五月人形の種類、飾り型などを簡単に解説しています。

1. 五月人形の価格相場
2. 五月人形の種類
3. 飾り方の種類
4. 五月人形はいつから飾りおいつまでに片づけるのか
- 4.1. 五月人形を飾る時期
- 4.2. 五月人形を片づける時期
5. 悔いの残らない五月人形を

五月人形の価格相場

五月人形は、初節句を迎える男の子のお祝いに欠かせません。

子供に無事に成長してほしい
強く立派に育ってほしい
幸せな人生を歩んでほしい

そういった親の願いはいつの時代になっても変わらないものです。

五月人形の価格相場も上は200万円を超えるものから下は2万円程度のものまで、それこそピンからキリまであります。
では、売れ筋の価格帯はどの程度かなど、ちょっと気になりますよね。相場に比べてあまりにも質素なものではわが子がかわいそうとも思いますし（親ばかと言われてもね）、また、あまりにも高額なものもちょっと手を出しかねてしまいます。

それでは五月人形の売れ筋の価格相場はどのくらいかというと，ざっくりとした相場観ですが

コンパクトサイズの五月人形ですと、5万円程度
売れ筋の五月人形ですと、10～30万円程度

なんだそうです。
まぁ、その程度なのかなという参考程度にしかなりませんが、あまりこだわらずにご自身のお財布の中身と相談して無理のない範囲で選ぶのが一番良いのではと思います。

あと、実際に購入する前に五月人形を置く場所のスペースも考慮しておかないと、買ってしまった後で「大きすぎて置けなかった」などと言う事になりかねません。注意したいですね。

端午の節句・こどもの日｜贈り物の品選びや金額の相場

五月人形の種類

兜のサイズやタイプによって五月人形にも種類があり、価格にもかなりの差があります。

大将飾り

大将飾りは、男の子が甲冑をまとった人形で、左右に弓と太刀が飾りとして添えられています。

人形と一緒に、飾り台・屏風・付属の飾りがセットになっているのが普通です。人形の出し入れが簡単なので人気があります。

鎧飾り

兜・鎧・弓矢・太刀がセットになっているもので、大変豪華な鎧飾りです。

中には等身大で実際に身につけられるものもあります。当然ですが、価格も高いものとなります。また、同じ鎧飾りでも置くスペースをあまり取らないコンパクトサイズのものもありますので、状況によりあったものを選ぶこともできます。

兜飾り

兜飾りは、鎧のない兜のみの五月人形です。付属飾りとして弓矢や太刀がつくのが一般的です。

兜のみですから、鎧飾りよりもコンパクトに置けて飾りやすいのも特徴。価格も比較的お手頃で購入しやすいのも人気の理由となっています。

武者人形

武者人形は、桃太郎や金太郎といった童話や歴史上の人物を題材とした五月人形です。中でも金太郎が一番人気とか。力強く生きて欲しいという親心の表れなのでしょうね。

飾り方の種類

平飾り

定番の飾り方で、3種の飾り方があります。

床飾り

床の間に毛氈と真菰をしき屏風を立てて飾る飾り方です。

床の間のあるお家はこの飾り方ですと人形がとても映えます。

平台飾り

飾り台の上に五月人形を飾ります。

高床飾り

高さのある平台に五月人形を飾ります。高さがあるので、見た目が豪華で華やかになります。

三段毛氈飾り

雛人形のように五月人形も段飾りにすることができます。三段毛氈飾りといいますが、二段もあります。主流は三段飾りで、一段目に鎧や兜を飾り、二段目に三品、軍扇、陣太鼓、陣笠を飾り、三段目に三宝や鯉のぼり、吹き流しなどを飾ります。この飾り方はスペースを必要とすることと、飾る品が多いので、飾り付けや保管に手間がかかること、比較的高価なものが多いことなどの不都合な点もあります。