お中元の添え状(送り状) マナーと例文
お中元の添え状(送り状)を書きたいのだけどどのように書けば、どうすればよいのだろう?
そんなな時に参考となる添え状(送り状)のマナーや例文をご紹介します。
添え状(送り状)の書き方とマナー
お中元の品物だけを送ることは、受け取る側への挨拶を欠くことになり失礼にあたります。いらぬトラブルを防ぐためにも添え状(送り状)はかならす添えるようにしましょう。
添え状(送り状)は手書きが基本
添え状(送り状)は基本は手書きですが、印刷したものを使用する場合は、最低限手書きで署名をするなどして感謝の気持ちをあらわすようにしましょう。
添え状(送り状)はいつ送るの
お中元の添え状(送り状)は、品物に添えて送る場合と、品物が到着する前に届くようにする場合とがあります。
品物に添えて送る
ネットショップなどではお中元の品に添付する形で送り状を作成できるサービスを行っている場合があります。その他にも自分で放送して送る場合なども品物に同封して送ることになります。
品物より先に届くようにする
品物とは別に、手紙やハガキで添え状(送り状)を送る場合は、品物が届くであろう日時の2~3日前に添え状(送り状)が届くように前もって送ります。
特にフルーツやスイーツなどの生ものなどをお中元の品とした場合は、受取時期が遅れてしまうと傷んでしまう可能性がありますので、必ず品物の予想到着日を記入するようにします。
スポンサーリンク添え状(送り状)の形
添え状(送り状)は、手紙・ハガキ・電話・メールと4種類が考えられます。
贈る方と贈られる方の関係の遠近に合わせてふさわしい方法を選べば良いでしょう。
- 手紙
丁寧な添え状(送り状)となります。目上の方や仕事関係など自分より目上の人に対する時にふさわしいでしょう。 - ハガキ
万能に使える基本的な方法です。 - 電話
親しい友人や親類などに対しては電話でも失礼には当たらないでしょう。 - メール
もっとも今風でお手軽な添え状(送り状)です。日常的にメールでやりとりをする親しい友人などには手間いらずで良いでしょう。
添え状(送り状)に書くべきポイント
添え状(送り状)に記入したい項目は
- 時候の挨拶(季節に合わせた内容にする)
- 日頃のご無沙汰をわびる内容
- 日頃の感謝の気持ちを述べる内容
- 贈り物(お中元)を送ったことを知らせる内容
- 今後もお付き合いを願う内容
ただし上記すべてを入れなければということはありません。
状況により変化させるのももちろんOKです。
スポンサーリンク添え状(送り状)の例文
品物が届く前に送る場合
取引先などビジネス関係へ
拝啓 厚さ厳しい折柄、貴社におかれましては益々ご清栄のことと大慶の至りに存じます。
平素は格別のお引きたてを賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、本日、お中元のしるしまでに心ばかりの品をお送り致しました。ほんの心ばかりの品ではございますが、なにとぞご笑納くださいますようお願い申し上げます。
まずは右、ご挨拶かたがたご案内まで
敬具
勤務先の上司へ
拝啓 厳しい暑さが続いておりますが、ますますご健勝の趣、お慶び申し上げます。
日頃は公私にわたり何かとお世話になり、深く感謝申し上げます。
さて、かねがねワインがお好きだと伺っておりましたので、ささやかながらお中元の印として海外製のワインをお送り致しました。心ばかりの品ではございますが、お納めいただければ幸いに存じます。
まずは、お中元のご挨拶まで。
敬具
お世話になった方へ
拝啓 昨今の厚さはまた格別でございますが、皆様にはお変わりなくお過ごしのこととお慶び申し上げます。日頃は主人が大変お世話にあずかり、誠にありがたく、心より御礼申し上げます。
さて、お中元と申すほどの品ではございませんが、本日、清涼飲料の詰め合わせをお送り致しました。ご笑納頂ければ幸いです。
末筆ながら、皆々様のご自愛を心からお祈り申し上げます
まずは右、ご案内まで
かしこ
品物に添付する場合
取引先などビジネス関係へ
暑さが一段と厳しくなって参りました。皆様におかれましてはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。
いつも大変お世話になり、心から感謝申し上げます。
さて、本日は日ごろの感謝を込めまして心ばかりの品をお送りいたします。どうかご笑納ください。
今後とも、変わらずのご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
これからが夏本番、今年の夏はことのほか暑いようですので、どうぞご自愛ください。
友人へ
○○さん
今年も暑さが厳しいですが、お変わりありませんか。
私たちはおかげさまで皆元気に過ごしています。
さて、本日は日頃の感謝を込めて、○○さんのお好きな地酒をお送りいたします。お召し上がりいただければ幸いです。
いつもお世話になってばかりの私共ですが、これからもどうぞよろしくお願い致します。
まずはお中元のご挨拶まで
お世話になった方へ
拝啓 盛夏の候、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素はひとかたならぬご厚情を賜り、心よりお礼申し上げます。
つきましてはお中元のおしるしとして○○○をお贈りいたします。ご笑納いただければ幸いです。
酷暑が続きますが、お体の具合を崩されませぬように、何卒ご自愛下さいませ。
まずはお中元のご挨拶まで