銀婚式の由来や意味、お祝いのプレゼントや相場金額はどのくらい?
銀婚式は結婚25年目という節目の歳を御祝いする行事です。
銀婚式はもうすぐ子育ても卒業する頃だったり、住宅ローンはまだまだ残っている頃でもあることから「やらなくてもいいかな?」と状況に流されてしまうちょっと肩身の狭いお祝い事とも言えますね。
でも、ご両親の結婚25年目という節目ですから是非とも祝ってあげたいものです。しかし、いざ御祝いのプレゼントを選ぼうとなると以外と悩んだりするものです。
このページでは銀婚式の由来や意味、プレゼントの相場金額などのお役立ち情報を解説しています。
銀婚式の由来と意味
由来
今では一般的になっている銀婚式ですが、元々は1894年(明治27年)に明治天皇が結婚25周年のお祝いを行ったことが始まりのようです。これがきっかけとなり日本の津々浦々まで結婚記念日をお祝いする文化が定着していき、銀婚式はその中でも日本人にとってなじみ深い記念日となりました。
意味
結婚して25周年を祝う銀婚式ですが、いぶし銀のような美しさと輝きを持つ夫婦関係をお祝いするという意味が込められているそうです。
銀婚式を祝う時期
銀婚式は結婚25周年の結婚記念日を祝う儀式です。その銀婚式を祝う最適な時期はというと、一般的には25年目の結婚記念日の半年前から当日までとされているようです。あくまで原則ですので、参加者が集まりやすい時期を選んで行っても良いですし、その方がやりやすいでしょう。
また、間違いやすいのが年数の数え方です。結婚した年が結婚0年とし、次の年が結婚1年目の記念日(1年目は紙婚式ですね)となるように数えていきます。
その結婚記念日ですが、最近は様々な考え方がありこうでなくてはいけないというものではなくなってきています。例えば「入籍した日」から数えたり、結婚式をした日や婚約した日などが選ばれています。
- 入籍した日:法律的に有効な婚姻が成立した日から起算
- 結婚式や披露宴を行った日:お祝いの当日から起算
- 婚約した日:二人の気持ちが一致した日から起算
- 一緒に住み始めた日:事実婚などの場合
など、複数のケースが考えられます。どれが正しいと言うことではなく、二人の考えが一致するケースを選択すれば良いのでしょう。
銀婚式は誰が祝うの?
銀婚式のプレゼントの相場金額
銀婚式では一般的にどの位の相場金額でお祝いのプレゼントが行われているのでしょうか。
銀婚式を迎える夫婦との関係によって相場金額も違ってくるもの。夫から妻へのお祝いや子供から両親へといった様々なケースが考えられます。
ご参考までに表にまとめてみました。あくまで参考ですのでこれでなくてないけないということではありません。
ただ、あまりに高価なものや不釣り合いなものを選んでしまうと贈られた方が負担に感じてしまうこともありますので「ほどほど」にしておいた方が良いでしょう。
相手との関係 | 相場金額 |
夫から妻へ | 10,000円〜50,000円 |
妻から夫へ | 10,000円〜30,000円 |
子供から両親へ | 5,000円前後 |
子供から両親へ | 10,000円〜30,000円 |
親戚・友人から | 5,000円〜10,000円 |
銀婚式のプレゼントの注意点
どんなお祝いでもプレゼントに選んではいけない品や間違えてはいけないマナーがあるものです。銀婚式のお祝いも例外ではありません。
避けた方がいい事柄
お祝いのメッセージの中に老いに関する内容に触れるのは避けましょう。また、死や苦を連想する4や9に関わるお祝いや言葉も控えましょう。
さらにお祝いのプレゼントの表書きが4文字ですと「死文字」となるので、文字数を変える(祝銀婚式ではなく銀婚式御祝にするなど)などの配慮が必要です。
選ばない方がいいプレゼント
銀婚式は夫婦へのお祝いなのでふさわしくないものもあります。
- ハサミ・陶器:「切れる」「壊れる」を連想するようなものは避けるべきです。
- 靴・敷物:「踏みつける物」ですので年長者には失礼とされます
- 白いハンカチ:手布(てぎれ)と呼ぶので手切れ(別れ)を連想することから贈らない方が無難でしょう。
- くし:「苦」「死」を連想させるので避けましょう
- 現金や金券:銀婚式ではふさわしくないとされています。
いささか考えすぎの感もありますが、以外と気にする方も多いようでわざわざ選ぶ必要もないですし、古くからのしきたりとして守った方がよいでしょう。
スポンサーリンクまとめ
銀婚式を祝う場合のしきたりや相場、プレゼントの選び方などについてまとめてみました。
25年連れ添った素敵なご夫婦の記念日として心からお祝いしてあげて下さい。