お食い初めはいつやるの|お食い初めのやり方は?

お食い初めの時期ややり方

お食い初めは「わが子が一生食べ物に困らないように」という願いを込めて行われてきたしきたり・お祝いの儀式です。
またお食い初めは地域によって
「箸始め」「箸揃え」「箸立て」「歯固め」「真魚始め(まなはじめ)」などさまざまな名称で呼ばれています。

お食い初めはいつ行うのか?

お食い初めは、生後百日目とか百二十日目とか、地方により違っているようですが、この時期はちょうど「離乳期」にあたります。
赤ちゃんにものを食べさせる真似ごとをするというこの儀式・お祝いには、乳児から幼児へと移っていく時期の赤ちゃんに対する暖かい思いやりが込められているといえるようです。

とはいっても、キッチリと生後百日や百二十日に合わせなければならないということではありません。
赤ちゃんの健康状態やご家族・ご親族の都合も考慮して決めれば良いのです。また、祖父母の住まいが遠距離で都合をつけられないようであれば、赤ちゃんの両親だけでもかまいません。後日、お食い初めの記念写真を祖父母に贈ってあげると喜ばれるでしょう。

もっと今風でしたら、スマホで写真なり映像なりを撮影してリアルタイムで見てもらうなどと言う事もできるでしょう。

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お食い初めの食器

お食い初めに使用する食器には、かつては新しく買いととのえた漆器の膳や素焼きの碗、柳の白木の箸(縁起がようとされています) などが用意されていました。

いまでも「お食い初めセット」と名付けられた食器が売られていますが、ちょうど離乳期に入る時期でもあることから、日常的に使えるような樹脂製の幼児用食器などを買い揃えて使うようにすれば、出費も抑えられるでしょう。

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お食い初めはどこで行う?

自宅で行う場合もお店で行う場合もそれぞれにメリット・デメリットがあるのは当然です。夫婦でいろいろと相談しながら考えていくと良い結果が得られるのでは?

自宅で行う

自宅は慣れた場所ですし赤ちゃんにとってもリラックスできる場所です。お店のように周りに気を遣う必要もありませんのでリラックスしながらお食い初めを行うことができるのが最大のメリットでしょう。その反面、お食い初めを滞りなく行うための準備、赤ちゃんのお祝い料理・食器の用意・参加者の食事の用意などを自身で用意するの大変な労力を要することはデメリットとしてあげられます。
ただ、最近では一汁三菜のお食い初めお祝い膳を仕出しで配達してもらうことや,オンラインで食器付きのお祝いセットを頼むという方法もあります。ご自身の置かれた状況によりこれらのサービスを賢く利用することでかなりの負担を減らせるのではないでしょうか。

お店で行う

レストランや料亭などの外食でお食い初めを行う場合は、予約をするだけで済むので子育てに忙しいご両親の負担を減らすことができます。ただし、土日の吉日ですと予約が取りづらいことも考えられますので早めに希望の日を予約するようにしましょう。
また、お食事のメニューや参加者の人数によってはかなりの出費になる事も考えられます。前もって総額の見積もりをしておく等確認作業は欠かせないでしょう。
外でのお食い初めは、赤ちゃん連れのお出かけとあるため、授乳用のミルクや万一の着替えなどの用意は必要です。多人数の大人が集まる環境ですので赤ちゃんが体調を崩さないように気をつける必要もあります。
さらに、周りへの配慮も必要になりますのであらかじめしっかりとした計画を立てておくことをお勧めします。

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お食い初めのレシピ

お食い初めのお料理はどういったものを用意したら良いのでしょう。

昔のしきたり通りに行うには、本膳は一汁三菜

山盛りにしたご飯の上に小さくまるめた握り飯を2~3個置いて、尾付きの焼き魚、香の物、吸い物等をつけた上、二の膳として紅白の餅を添えます。

そこまで忠実にこだわる必要が無いのであれば、お赤飯に尾頭付きの鯛を用意するとか、おかゆやベビーフードなど、本当の意味での離乳食を初めて食べさせてみるのもよいでしょう。

食べさせるのは真似事で

お食い初めの儀式で初めて赤ちゃんに祝い膳を食べさせる役目をする人のことを「養い親」といいます。養い親は、親族のうちの年長者か祖父母が務めるのが一般的です。

  • 男の赤ちゃんの場合は、男性の養い親が左膝に抱き
  • 女の赤ちゃんの場合は、女性の養い親が右膝に抱き

食べ物を赤ちゃんの口へ箸で運びます。この時は食べさせる真似事をするだけにします。

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お食い初めに石(歯固め石)を使う

赤ちゃんの歯が丈夫に育つようにとの願いを込めて、膳の上に石(歯固め石)をのせる習慣もあります。
この石はお宮参りの際に神社からもらうのが一般的ですが、無い場合は川原などで拾った適当な大きさの石をよく洗って使うこともできます。最近は通販でも入手することができるようですよ。

石(歯固め石)を直接食べる真似事をするわけではなく、石を箸で触った後その箸先を赤ちゃんの歯茎に触れるようにします。

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儀式の後は大人達でお祝いを

お食い初めの義気しか終わったら、集まった人達でお祝いの膳を囲みましょう。この時はお食い初めの料理を食べてしまってもかまいません。
また、役目を終えた歯固めの石は、神社の境内へ感謝の気持ちを込めて返しておきましょう。

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