開店祝いのご祝儀に現金を贈る場合ののし袋の書き方
開店祝い・開業祝いののし袋の種類と表書きの記入は?
開店・開業祝いの場合ののし袋は、紅白の蝶結びを用い、表書きは「御祝」「御開店御祝」「御開業御祝」とします。
名前については個人で贈る場合は姓名を記し、複数で贈る場合は、贈り主が3人までなら、のし袋の表に並べて書きます。通常、右から年長者順に並べますが、同世代であれば五十音順に記します。4人以上の場合は代表者の姓名を書き、その左下に「外一同」とやや小さめに記して、全員の姓名を別の和紙(コピー用紙などでも代用可)に書いてのし袋の中に入れます。
会社から贈る場合は、代表者の姓名を表面の中央に記し、その右上にやや小さめに会社名を書き入れます。
お渡しするときには袱紗(ふくさ)に包んで持参し、表書きを先方が読めるように正面に向けて差し出すのが礼儀です。
オープニングパーティーに招待されている場合、受付でお渡しすることがありますがそのときもマナーは同じです。
開店祝い・開業祝いの現金のご祝儀相場
開店・開業祝いのご祝儀の相場ですが、その金額はおつきあいの深さによっても幅があります。現在でも重要なおつきあいである場合はむろん、今後更におつきあいを蜜にしたい場合などは特に多めに包むことでこれからも関係性を大事にしたいという意思を伝えることができ、信頼関係を築く絶好の機会にもなります。くれぐれも間違いのない金額を包んで贈りたいものです。
相手との関係性による、開店・開業祝いの相場は以下の通りです。
取引先 | 1万円~3万円 | 重要な取引先 | 3万円~5万円 |
知人 | 5,000円 | 親しい友人 | 1万円 |
親・子 | 3万円~5万円 | 兄弟姉妹 | 2万円~3万円 |
親戚 | 1万円~5万円 |
一般的に、目上の方に現金を贈るのは失礼にあたるとされていますが、開店・開業祝いの場合には当てはまりません。特にお金が必要な事情などを知っていればこそ多めに包んで、応援の気持ちを伝えておきたいものです。仕事上でも、個人でも、表の金額はあくまで目安と捉えて、相手との関係性を考え適宜金額を調整してお贈りするとよいでしょう。