十三参りってどんな行事?由来、参拝の服装
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十三参りの由来
十三参りとは、十三歳になった男女が、旧暦3月13日に虚空蔵菩薩にお参りし、子どもの「智恵」「学徳」「福徳」「多福」する風習がありました。京都で有名になったもので、肉体的にも精神的にも大人に変わっていく時期に親子揃って虚空蔵菩薩にお参りしたのです。
虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)ってなに?
虚空蔵菩薩 (こくうぞうぼさつ)、梵名アーカーシャガルバ(梵: आकाशगर्भ [Ākāśagarbha])、またはガガナガンジャ(梵: गगनगञ्ज、[gaganagañja])は、仏教における信仰対象である菩薩の一尊。「明けの明星」は虚空蔵菩薩の化身・象徴とされ、知恵の菩薩とも評され、人々に知恵を授けてくれるともいわれる。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
つまり、無限の智恵と慈悲を持った菩薩様のことのようです。
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十三参りの時期
お参りの対象である虚空蔵菩薩が13番目に誕生したことから、旧暦の3月13日(新暦の4月7日)がお参りする時期になります。
現在ではあまり固定的に考えることはせず、前後の1ヶ月のうちにお参りするようになってきています。
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参拝(お参り)について
十三参りは、虚空蔵菩薩を奉っている神社やお寺でお参りをします。最近は、虚空蔵菩薩は奉っていないけれども十三参りの御祈祷を行っている神社やお寺もあるようですので、ご近所の寺社に直接問い合わせてみるとよいでしょう。
お参りの時には、半紙に子どもが授かりたいものを漢字一文字に書いて祈祷してもらいます。
漢字一字なら何でもよいのですが、やはり無限の智恵と慈悲を持った虚空蔵菩薩にあやかるのですから、
「智」「心」「美」「福」「知」「才」「賢」「愛」「夢」「信」
などの智恵や慈悲に関連する文字がよいでしょう。
祈祷料は必要なの?
神社やお寺で祈祷するのですから祈祷料がかかります。
祈祷してくれる期間(1週間・1ヶ月間・1年間)により祈祷料も異なるようですが、
大体5,000円~15,000円
程度を見ておけばまちがいないようです。
不安でしたら直接寺社に尋ねてみるとよいでしょう。
参拝後の注意
祈祷が終わりましたら、お守りやお供え物をいただいて帰りますが、その時は
絶体に後ろを振り返ってはいけません。
なぜなら、せっかく授かった福徳や智恵が消えてしまうという言い伝えがあるからです。
単なる迷信ともいえますが、言い伝えを守った方がなんか良いことがありそうですよね。
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参拝(お参り)の時の服装は?
正式には
- 男子は「羽織袴」
- 女子は「振袖」
とされていますが、最近はあまり堅苦しく考える必要は無いということで、洋装で参拝するケースも増えてきています。
こぎれいにしていれば普段着でもかまわないのですが、あまりにもラフな格好は考えものです。
お参りする寺社や虚空蔵菩薩に敬意を表する気持ちだけは忘れないようにしたいですね。
参拝の主役はあくまで子どもですので、親は子どもに合わせ、子どもが和装なら親も和装、洋装なら洋装と合わせてあげたいですね。まぁ,あまりこだわる必要も無いと思いますが…。
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子どもの健やかな成長を願って
13歳前後というと思春期にさしかかる頃でしょうか。ぬづかしい年頃ではありますがそれはさておき、今日まで無事に成長したことを感謝し、これからの健やかな成長を願うよい機会となりますので、是非親子で参拝し気持ちを新たにしてみてはいかがでしょう。