定年退職のお祝いの品選びと相場金額、そのお礼は?
定年退職のお祝いとは
昨日まで一緒に仕事をしてきた方やお世話になった方が定年などで退職される時に、社会人として永年に渡り会社と社会のために力を尽くされた事実に対するねぎらいの気持ちと、定年後のいわゆる第二の人生がご本人にとって充実した時間になるようにとの願いをこめて、感謝の気持ちとともに送りましょう。
定年退職は、定年に達したご本人が一番感慨深いものを感じているのではないでしょうか。
自身の老後のことなど、これからの人生に対する期待や不安、奥様との関係…、なかなか深いものがありそうです。
定年退職で気力が失われたりすることの無いよう、皆で暖かくおくりたいものです。
定年退職祝いの注意点
会社での送別会や記念品は、職場単位で進めるのが通常のありようでしょう。お祝いの記念品は、お金を集めて職場全体として贈ります。ただし、特に親しくし交友のあった同僚や部下の方でしたら、それとは別に個人で感謝の気持ちとして品物を送るのもありでしょう。
スポンサーリンク定年退職祝いの金額の相場
贈る側 | 贈る金額 |
友人・知人 | 3,000円〜5,000円 |
上司・同僚・部下 | 5,000円〜10,000円 |
※上記はあくまで目安です。不安な場合は多めにしておくのが良いでしょう。
スポンサーリンク祝儀袋の形式
■水 引:紅白の長結び
■熨 斗:つける
■表書き:御礼・御祝・御餞別・おはなむけ
表書きは「お礼」としておけばほとんどの場合マナー違反にはなりません。退職される理由が転職や独立などの場合は「おはなむけ」もおすすめです。
筆記具は筆と黒い墨、もしくは黒の筆ペンか黒のサインペンを用います。簡易な印象のあるボールペンや万年筆は避けましょう。書き間違えたら新しく書き直しましょう。修正液や二重線などはマナー違反となります。
スポンサーリンク定年退職祝いの品選び
お祝いの品は、第二の人生が充実したものとなるようにとの願いをこめる事が一番大事です。心をこめて…ですね。ただ一口に退職とは言っても無事に定年を迎えての「定年退職」や定年を前に自ら退職される「勇退」など現実の事情は様々です。
実際、退職祝いの品選びは悩むものですが、まず相手の方が退職後にどういった生活を過ごされるのかを考えて選ぶと良いでしょう。通常は「置物」や「時計」などが定番のようです。 また、退職されるご本人に好きな趣味などがあれば、それに関連した物を贈ると喜ばれることが多いでしょう。たとえば、つり好きの方でしたら、釣竿やリールなどですね。三味線が趣味でしたら…何でしょう?三味線独演会の入場チケットとか…。あくまで一例ですが。また、退職後も別な形で仕事を続けられるのであれば、カバンや筆記具などその仕事に役立つ品などが考えられます
いずれにしろ、これまでお世話になった感謝と、“どうぞこれからもお元気で”という気持ちを込めるのは、どちらも同じであるのはいうまでもありません。。
定年退職祝いのお返し
基本的に、退職祝いに対するお返しは不要です。どうしてもという場合は、職場に対してのお礼状などで良いのではないでしょうか。
お礼状はどのような感じのもので良いの??
退職祝いに対する感謝の気持ちをしたためるお礼状ですから、出来れば手書きの方がいいのは言うまでもありません。印刷にした場合でも必ず手書きのコメントを添えるようにしましょう。
内容は簡潔に、感情が入りすぎて長くなりすぎたりお説教臭くなったりしないように注意しましょう。感謝の気持ちと近況報告、これからの展望などを簡潔に伝えるだけでよいでしょう。