結婚記念日のお祝いの品選びや金額の相場は?
結婚記念日とは
元々は欧米の習慣で日本にはない習慣でしたが、明治天皇が銀婚式をお祝いしたことで、銀婚式と金婚式を祝うことが一般にも浸透してきています。最近では、テレビコマーシャルでも「スイート10ダイヤモンド」などと聞くようになってきましたね。
欧米には、紙のように破れやすかった二人の絆が、ダイヤモンドのように強くなることを願い、結婚1年目の紙婚式から10年までの毎年、その後は5年ごとにお祝いをし、60年目のダイヤモンド婚式まで、結婚した日を祝う習慣があります。
結婚記念日はいつにするの?
結婚記念日は結婚式を挙げた日?入籍した日?どうなのでしょうか。
結婚記念日をいつにするかの定説はありません。法律上の正式な手続きである入籍の日を選ぶ夫婦もあれば、周囲の皆に祝福された挙式の日を選ぶ夫婦もあります。どれはもうどちらでも良いのです。ご夫婦が出会った日やプロポーズをされた日など、1年に1度の大切な日ですから形式にとらわれずご夫婦にとって一番思い出深い日を記念日にすることが一番でしょう。
結婚記念日のパターン
結婚記念日をいつにするかは各夫婦の判断にまかせるといっても大きくいくつかのパターンに分かれているようです。
挙式日派
多くの人々に祝ってもらった幸せな日として、結婚式を挙げた日を結婚記念日にするご夫婦がやはり多いようです。
入籍日派
婚姻届を役所に提出して戸籍上入籍した日が法律上の書面に残る日として結婚記念日とするご夫婦がおられます。
どっちも派
楽しいことは多い方がいいといわんばかりに結婚式記念日と入籍記念日の両方を結婚記念日として年に2回お祝いするといったちゃっかり派のご夫婦もいます。
スポンサーリンク結婚記念日の名称と贈り物の好適品
1年目 | 紙婚式 | 本、手帳、アルバム |
2年目 | 綿婚式 | スカーフ、ハンカチ、木綿の衣類 |
3年目 | 革婚式 | バッグ、財布、靴 |
4年目 | 書籍婚式 | 書籍 |
5年目 | 木婚式 | 苗木、箸、木製家具 |
6年目 | 鉄婚式 | 鉄鍋、フライパン、鉄製品 |
7年目 | 銅婚式 | アクセサリー、マグカップ、銅製品 |
8年目 | 電気器具婚式 | ジャー、ポット、コーヒーメーカーなど |
9年目 | 陶器婚式 | 花瓶、ティーカップ、皿 |
10年目 | 錫・アルミ二ウム婚式 | 茶器、鍋、ケトル、アクセサリー |
15年目 | 水晶婚式 | アクセサリー、クリステル製グラス、時計 |
20年目 | 陶磁器婚式 | 茶碗、湯呑み、酒器、香炉 |
25年目 | 銀婚式 | 銀のスプーン、アクセサリー、食器 |
30年目 | 真珠婚式 | アクセサリー、タイピン、カフス |
35年目 | 珊瑚婚式 | アクセサリー、置物 |
50年目 | 金婚式 | 金杯、時計、ネックレス、置物 |
60年目 | ダイヤモンド婚式 | アクセサリー、指輪 |
結婚記念日の祝い金の相場
結婚記念日のお祝いの予算の相場は、渡す相手と金婚式などの節目の結婚記念日かどうかで変わってきます。贈る相手が家族や両親の場合は5,000円〜10,000円程度、節目の結婚記念日となる銀婚式や金婚式などの場合は30,000円〜50,000円程度といったところでしょうか。
以上はあくまでお祝い金額の相場としてですので、各人の思い入れや立場、経済的な都合などにより増減があるのは当然でしょう。それぞれの事情に合わせれば良いのです。
相手 | 金額の目安 |
両親 | 5,000円~10,000円 |
親類 | 5,000円~10,000円 |
友人・知人 | 3,000円~5,000円 |
銀婚式・金婚式などの節目の記念日の場合
相手 | 金額の目安 |
両親 | 30,000円~50,000円 |
親類 | 30,000円~50,000円 |
友人・知人 | 10,000円~30,000円 |
祝儀袋の形式
■水引:紅白の蝶結び
■表書き:御祝・祝(銀婚)式・(金婚)式御祝
■時期:祝宴をした場合はその時、郵送の場合は結婚記念日に合わせて贈ります。
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結婚記念日の祝い方
新婚気分も抜けきらない結婚1年目は、二人で食事やコンサートなどに出掛けたり、小旅行を楽しむなどが良いでしょう。
結婚生活も、4~5年たつと、子どもにも手がかかるようになり、忘れがちになります。二人の記念日でもあるのですから、夫婦の間でプレゼントをするなど、ちょっとした心配りを大切にしたいものです。 25年目の銀婚式、50年目の金婚式ともなると、当人同士というよりも、子どもや孫が中心になって祝ってあげることになるでしょう。
身内や親しい友人・知人を招き、祝宴をもうけるのも良いでしょうし、記念品や旅行券を贈るのも喜ばれるのではないでしょうか。
結婚記念日のお返し
会食程度のお祝いなら、お返しは原則不要でしょう。盛大なパーティーを開いてもらった場合には、お礼の気持ちを込めて、夫婦茶碗やスプーンなどを内祝いとして贈ることもあります。